東京地下鉄南北線溜池山王で見た気になるもの

2012年10月28日(日曜日)、東京地下鉄(以下、東京メトロ)南北線溜池山王(N-06)ホームの赤羽岩淵(N-19)寄り外側で気になる張り紙を見た(南北線ホームは、東京急行電鉄管理駅の目黒を除き、ガラス張りのホームドア方式)。

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「急告

ここはゴミ箱ではありません!

乗務区から苦情がきました。
お客様が捨てたとは考えられない。

誰が処理するの? 駅はやりませんョ!

社員・又は関連企業の皆さんのご協力をお願いします。

平成19年5月25日
溜池山王駅」

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確かに張り紙の下には、ゴミ箱に見えるものがある。南北線は目黒(N・I・MG-01)を除き、よほどのことがない限り、ホームの外に出ることができない。線路上で非常事態が発生した際には、ホーム端にある扉が使われることになっている。

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この張り紙を掲示した1年後の2008年12月15日(月曜日)、白金高輪(N・I-03)の引き上げ線で、運転士の喫煙が原因による発煙事故が発生している。南北線は目黒(N・I・MG-01)を除き、ホームが密室同然であるため、東京メトロ社員や関連企業が“コソコソ”とやってはいけないことができるのだ(私はそうしていないことを信じている)。

「密室」といえば、2012年2月22日(水曜日)に大阪市交通局御堂筋線梅田(M16)ホーム内にある清掃用の倉庫で、作業員の喫煙が原因による火災事故が発生し、大混乱を招いた。死者が出なかったのが不幸中の幸いだった。

密室とは関係ないが、2012年は東京メトロ社員の不祥事が2件発生している。利用客の命や財産を預けているのだから、いつも“社会の模範”でなければならない。そうでないと、利用客の信頼を本当に失うことになってしまうのだから。

★備考

岸田法眼のRailway Blog.「あわや大惨事の発煙事故」

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