『ごくせん』ブーム
今日のテーマは「『ごくせん』ブーム」です。
ドラマの視聴率が冬の時代と言われるこの世の中で、『ごくせん』だけは絶好調!! 日テレのドラマで、初回の視聴率が26パーセントを越えたのは昭和63年(1988年)の『もっとあぶない刑事』以来です。
高視聴率の背景には土曜21時という“見やすい時間帯”に放送されているということがあるからでしょう。ちなみに『ごくせん』とは“極楽とんぼのリーダー、せんだみつお”の略です。
『ごくせん』の主役、山口久美子は“ヤンクミ”と呼ばれていますが、これはホンモノのヤンキーで、実家が大江戸一家という“「任侠(Ninkyo)」という名の極道”だからです。暴力団ってワケで、ケンカはめっぽう強く、相手が鉄パイプで挑んでも、ヤンクミは素手で蹴散らすので、“女格さん”という異名を持っているほどです。将来は『水戸黄門』で2代目うっかり八兵衛をやることになるでしょう。
ヤンクミが受け持つ生徒の大半は金八先生の教え子というウワサがありますが、熱弁指導を受けたにもかかわらず、恩を仇で返す横暴ぶりにヤンクミがどう更生させるかが見せ場といえるでしょう。ヤンクミは生徒に数学を教える以外にも、大江戸一家の4代目組長を自分の目で見つけて、スカウトする役目もあります。
さて、ヤンクミを演じるのは青木さやか。ある日、生徒の野比のび太が数学のテストで0点をGETしたことに「どこ見てんのよ!!」とブチ切れます。もし、高島礼子なら「あんた、えーかげんにしーやー」、美川憲一なら「もっとハジッコ歩きなさいよ!!」と言っていたでしょう。
我々から見たら、野比のび太がテストで0点をとるのは当たり前の光景ですが、高校でそんなことをしたら、卒業できません。ちなみに高校受験は隣りに坐っていた出来杉君の答案をカンニングしていたそうです。
帰宅後、野比のび太は「ざんねーん」と言って、0点の責任をとり、切腹しようとしますが、たまたまそこに居合わせたドラえもんに止められ、やむなく、4次元ポケットからクーピーペンシル、いやいや、コンピューターペンシルを取り、贈呈しました。
これが功を奏し、次のテストでは満点を取り、これで勢いに乗った野比のび太はこのコンピューターペンシルのおかげで、“満点斬り”と呼ばれ、有名な大学に進学することができました。
大学を卒業した野比のび太は警官になり、やがて、デカへ。子供の頃からつちかわれた射撃の名手は次々と凶悪犯を射殺し、世間からは“野蛮なデカ”とジャイアンからもおそれられる存在になりました。しかし、殴り合いのケンカは相変わらず、ジャイアンとスネオに負けてばかりでした。
以上、コラムでした。
★備考
①『ごくせん THE MOVIE』ホームページはこちらにクリック!!
②ヤンクミ役は当たり前のことですが、仲間由紀恵が演じています。
③今回の記事は2005年2月に執筆したものです。

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★お知らせ
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岸田法眼のウソつき4択 powerd by けんてーごっこ
この記事へのコメント
不況ということでスポンサーの質が下がっているのも気になります。サラ金、サラ銀(サラ金紛いの銀行)、パチンコ、こんな連中に支えられているテレビが良い方向に向かうとは思えませんね。
テレビ東京は制作費がかからないようですね。旅番組という地道な路線もありますが、プロ野球中継はオーソドックスで、逆に新鮮です。20年前はどこの局もみんな、こういう感じでしたから。今やCGを使っておりますが、特にTBSなんかは使い過ぎの面があり、気に入らないですね。
近年はパチンコや銀行ではない金融機関のCMがありますが、昔から親や教師に「サラ金はダメだよ」と言われているので、子供の頃からの言いつけは、どんなことがあっても、守り、銀行から借りるようにします。
さて、今回の記事は初めて、漫談を取り上げました。皆様の反応が気になるところです。
漫談、もっと読みたいです。
新規更新が難しい状況等に在庫記事を載せておりますので、どのくらいのペースで漫談が掲載できるかどうかはわかりませんが、首を長くしてお待ちいただければ、さいわいです。
またのお越しをお待ちしております。