上信電鉄2009

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2009年1月18日(日曜日)、上信電鉄上信線高崎へ。かつてはJR東日本と一体化されており、JR線からの乗り換えがラクだった。しかし、改良工事により、乗車口は以前と変わらないものの、2005年7月3日(日曜日)に分離されてしまった。0番線と1番線のあいだにサクが設置されてしまったためだ。これにより、JR線から上信線へは一旦、改札を出なければならなくなったため、乗り換えがかえって不便になってしまった。  

上信線は高崎-下仁田間33.7キロで、全線の片道運賃が1070円と高く、1日乗車券もない。JR本州3社内の幹線運賃は570円なので、倍近く高いことになる。その代わりなのか、券売機は往復乗車券の販売もあり、2日間有効だ。  

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0番線には14時08分発の各駅停車下仁田行き(クモハ153:ワンマン)が発車を待っているが、1番うしろのドアから乗る。寒い時期なので、高崎では1番うしろのドアしか開いておらず、車内保温に努めている。

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電車はシマウマをイメージした塗装で、群馬サファリパークの宣伝を兼ねている。





※動画は2つとも、次は南高崎

14時08分に発車。無人駅の南高崎を発車すると、JR東日本上越新幹線の合流地点が近づくにつれ、止まりそうなほど、勢いはなくなるが、ここで各駅停車高崎行き(ワンマン)と行き違う。南高崎-根小屋間には佐野信号場があったのだ。

各駅停車下仁田行き(ワンマン)編成表
乗車区間号車車両番号禁煙備考
下仁田なしクモハ153夢塗装車
高崎なしクモハ154夢塗装車

そのあとはスピードが増し、烏川を渡ると、のどかな田舎へ。カーブが多く、窓も汚れており、車窓が満喫できない。進行方向左側の遠目には上越新幹線が見える。
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山名を発車すると、右に曲がり、西山名を発車すると長い直線だ。まるで和歌山電鐵貴志川線日前宮-竈山(Kamayama)間を思い出す。貴志川線は日前宮を発車すると、右に曲がり、竈山付近まで長い直線なのだ。 上信線は長い直線のあと、右へ曲がり、馬庭へ。そして、14時30分、吉井に到着。進行方向左側の使われないホームは物置状態。車窓は田畑から、町へと変わってゆく。

西吉井-上州新屋間に新屋信号場があり、各駅停車高崎行き(ワンマン)と行き違うが、西吉井で待ってもよかったように思う。

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上州七日市を発車し、しばらくたつと、鏑川(Kabura Liver)。大きな川に思えるが、川岸は広くても、川幅は狭い。

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「なんじゃい?」  

ときかれそうだが、その南蛇井(Nanjai)で各駅停車高崎行き(ワンマン)と行き違い。今回乗った電車では唯一、駅で行き違いをした。ローカル私鉄で信号場があるのは珍しいように思う(江ノ島電鉄も信号場が存在する)。

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千平(Senndaira)を発車すると、カーブがクネクネ。なんと、登り坂をゆく。ひたすら登り、平らな部分になったので、レールが分岐し、終点下仁田かと思われたが、赤津信号場。その後もひたすらピュッピュッと曲がり続け、車内には暖房がかかり、トンネルを抜けると、いよいよラストスパートをして、15時08分、関東の駅百選に認定されている終点下仁田1番線に到着。上信線全線完乗を達成した。

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下車して、周辺を歩くが、留置線には貨車や置かれている。かつては貨物列車の運行もあった名残といえるが、貨車はすべて処分できるほどの費用がないことを物語っている。しかし、廃車になっていない貨車や電気機関車が存在するため、歴史として、昭和の風情をいつまでも残したいのであろう。

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電車は夢塗装車が多く、面白いのは単行電車のフェイスが異なること。留置されている200形の下仁田寄りはオリジナルだが、高崎寄りは廃車になった東武鉄道3000系を転用したものである。また、高崎寄りの方向幕は行先表示が手書きになっており、交換したものなのか、あるいは盗難にあってしまったのかのいずれかなのだろうか。

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上信電鉄は夢塗装車が主流で、2008年10月20日(月曜日)から『銀河鉄道999号』が運行されており、1番人気のようである。また、2009年9月25日(金曜日)まで、毎週金曜日には臨時各駅停車として、夜間に1往復が増発。とくに高崎発は通常、終電が22時25分の各駅停車下仁田行き(ワンマン)だが、臨時便は23時15分発となっており、人気が高く、期間延長を更新しているのもうなずける。

★おまけ





※動画は2つとも、この電車は各駅停車高崎行き(ワンマン)
次は千平

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※上信電鉄のエース、『銀河鉄道999号』

 

次は南高崎

★備考

①今回の動画はこちらにクリック!!



②上信電鉄公式ホームページはこちらにクリック!!

③フリー百科事典『Wikipedia「上信電鉄上信線」』は
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④フリー百科事典『Wikipedia「上信電鉄200形電車」』はこちらにクリック!!

⑤上信線は群馬県富岡市を通るが、ここは初代水戸光圀、東野英治郎の出身地である(2009年で生誕102年を迎える)。

⑥岸田法眼のRailway Blog.「Railway Blog700回記念、JR東日本EF55形フォーエヴァー」は
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★お知らせ

私が動画のアップロード及び公開に利用しているeyeVioですが、2009年5月29日(金曜日)の正午(12時00分)をもって、SONYの運営を終了。その後、株式会社スプラシアに移行するため、6月1日(月曜日)まで公開が休止されることになりました。

私も数多くの動画をアップロードしておりますが、一部はスプラシア移行後、公開不能になるものが発生する可能性がございますので、あらかじめ御了承ください。こちらもなにかしらの対策を考えたほうがよさそうなのかもしれません。

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この記事へのコメント

2009年05月04日 09:04
私のblogにお立ち寄り頂き、niceありがとうございました。
まだ行った事の無いところを、まるで自分が旅をしたような気にさせてくれて、素晴らしいblogですね
また訪問させて頂きます。
2009年05月04日 09:38
駅員3さん、どうもありがとうございます。

旅モノが中心で、ネタは数多くあり、今後も時間があれば、たまっている分を載せていきたいと思っております。

またのお越しをお待ちしております。

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