小田急電鉄2600形フォーエヴァー
2004年6月5日(土曜日)、小田急電鉄小田原線開成(Kaisei)へ。乗っていないが、朝に多摩線唐木田から開成まで、臨時電車〈2600形さよなら号〉を運行。営業運転終了後、留置線で撮影会が行なわれた。
撮影会は長蛇の列で、あじさいの花が初夏を彩る。
いよいよ撮影会場へ。撮影会の入口ではまるで、戦国時代を思い出すかのような火縄銃の鉄砲隊みたいな感じで、制限時間が過ぎると、次の撮影隊に移るというパターンであった。
撮影会は終わっても、走行機器、台車、車両番号などといったパーツを撮るレールファンも多く、なれないバラストの上を歩いた。健康増進にはなるだろうが、普段は立ち入り禁止である。
撮影会場を抜けると、小田急ロマンスカー、3100形の『ロンちゃん』へ。この日は車内に入ることができ、こちらも長蛇の列だった。
小田急ロマンスカー3100形は30年以上も走り続けていたが、特急としては意外なことにリクライニングシートではなく、回転式クロスシートに意表をつかれたものの、大切に保存されている。そのため、土足禁止となっている。
運転席も開放されており、1人しか入れないものの、いざ坐ると優雅な気分。展望席のついているロマンスカーは、客室からはしごで登らないと運転席に行けない仕組みになっている。
余談だが、3100形フォーエヴァーの日(『ゆめ70』を除く)、JR東日本E26系の寝台特急〈カシオペア〉がデビューした日でもあった。
★備考
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②フリー百科事典『Wikipedia「小田急2600形電車」』はこちらをクリック!!
③フリー百科事典『Wikipedia「小田急3100形電車」』はこちらをクリック!!
2007年5月27日(日曜日)で観客動員数12萬2000人を突破しました。ありがとうございます。
この記事へのコメント
NSEの座席のことですが、年代的にあの車両がリクライニングを採用していないのは理解できますが、比較的新しいHISEが固定式なのは驚きました。初めて乗ったときは乗車時間の大半をリクライニング操作レバーを探すために費やしてしまいました。(笑)でも、私が、ロマンスカーを利用するとなぜかHISEに当たってしまうんですよね。長らくご無沙汰なので今はその確率も低いと思いますが。
確かに昭和30年代の入団なので、回転式クロスシートは理解できますが、“特急はリクライニングシートが当たり前の時代”という感覚が染みついてしまったのでしょう。あと、HISEは新幹線の100系が量産された時期に入団しているので、初めて乗った時、回転式クロスシートには驚きました。20000形以降のロマンスカーはリクライニングシートになっていますね。
小田急ロマンスカーで唯一、ブルーリボン賞を受賞していない30000形のEXEは子供に人気がないらしく、21世紀のCMではHISEになっていたことを思い出します。
通勤形ですが、私は1000形がいいですね。3000形は内装に中途半端な感じがしますし、E231系ベースの車両なので、製造費を抑えるべく、ああいうフェイスになったのでしょう。
さて、コメントが10回になりました。いつもありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします。
東武鉄道だと特急に格上げした300系・350系が回転式クロスシートですが、特急料金は急行料金のままなので、納得はできますが、かなりキュークツですよ。
小田急ロマンスカーは前面展望席がウリですから、リクライニングにしなくていいと判断したのでしょう。ちなみに富士急行の〈フジサン特急〉も前面展望席はリクライニングシートではなく、固定座席です。
この2600形、もう引退から3年が経ってしまったという感があり、こちらも最後のイベントに参加していた一人ですが、当初は全車解体と言われていたこの車両も余りに反響が大きかったのかしばらく残され、先頭車1両が残存する結果となった事は喜ばしい限りですね。
あとロマンスカーの座席に関してもここで色々話題になっており、こちらもやはりHi-SEに乗車した時は少々驚かされたものですが、小田急のロマンスカーは向かい合わせにした時や、乗車時間の短さの事を考えてかリクライニングシートも角度が浅めになっている様ですので、実害はさほどない気もします。
2600形は1回も乗っておりませんが、鋼製通勤車は夏の冷房は長袖のシャツを着ても、冷え冷えというイメージがあります。
小田急ロマンスカーの座席はリクライニングしない車両が多いことに驚きましたが、初めて利用したのはhttp://blog.so-net.ne.jp/railway583/2007-06-02に掲載しております。
小田急ロマンスカーの展望席ですが、実はドアがあってもデッキがないという特急形車両では珍しいですが、航空機もそういうものですから、気に留めておりませんが、冬は寒そうでしょうね。
旧国鉄の車両などは、特急型以外でもデッキ付き車両が多数存在することなどを考えると、ロマンスカーのデッキなしは違和感があるかもしれませんが、この様な事例は他に近鉄特急などでもあった筈で、また大半は有料特急車ではない(一部は白帯車として特別整備を施し、一時期座席指定車として運用)ものの、展望席で有名な名鉄パノラマカーもデッキなしですね。
また小田急鋼製通勤車の冷房というと、1970年代に新造・或いは冷房改造された2600形(現在全車引退)や5000形(廃車進行中ですがまだまだ残存)は利き過ぎる感がありますが、2600形の少し後に全廃となった4000形は扇風機を残して簡易な冷房改造を行った事もあってか、混雑時などの冷房の利きはイマイチだったと記憶しています。
近鉄ビスタカーの2階建て車両も確かにデッキがないですね。名鉄パノラマカーの7000系もそうですが、乗ったときは急行でした。
小田急鋼製車は化粧板が寒色系のため、余計に寒さを感じるのです。今やステンレスの車両が多いので、冷房は“一般的”な感じになりましたね。