2003年の汽車旅10-2
2003年12月28日(日曜日)、急行〈はまなす〉札幌行き(8号車自由席スハフ14 508)は室蘭本線を走っていた。
「電源切れよ!!」
と誰かがケータイのマナーモードに設定していないお客に注意した頃に起き、まもなく、苫小牧。さいわい、時刻表とニラメッコしている隣席の男性もここで降りてくれて助かった(窓側に坐っていたから。もし、そうでなければ終点札幌まで乗っていた)。
苫小牧(自動改札設置駅)で下車し、しばらく待機したあと、普通列車岩見沢行きワンマン列車(キハ40 768:非冷房車)へ。ちなみに青春18きっぷユーザーも乗っていた。
苫小牧は雪なしだったが、沼ノ端からは『北の国から』級の雪原にチェンジ!! また、意外にも三川まで複線で、ここから栗沢まで高校生などがたらふく乗り込んできた。
終点岩見沢に到着し、室蘭本線全線完乗達成!!
函館本線の普通電車滝川行き(クハ711-30:非冷房車)に乗り換え。終点滝川では特急見物のオンパレードだった。
根室本線の普通列車釧路行きワンマン列車(キハ40 775:非冷房車)で富良野へ。
富良野では観光にあてるが、富良野郵便局は休業日で旅行貯金ができない。また、黒板五郎の自宅はクルマで30分以上のところにあり、タクシーやレンタカーを使う余裕もない。
街頭地図を見て、私が向かったところは“ヘソ”である。
北海道の中心地はなんと、富良野小学校のグラウンドで、「♪自分の道を踏みしめて♪」という歌詞通りに雪道を歩き、その地に立つ。
富良野駅に戻り、富良野線の普通列車旭川行きワンマン列車(キハ150-5)へ。かつて、黒板純とショーキチが同居していたアパートを探すが、見当たらなかった。
ほぼ全区間雪原であふれていた。夏だとラベンダーでいっぱいなんだろうなぁー。
西聖和、西神楽、西瑞穂、西御料と4駅連続「西」が続き、富良野線全線完乗達成!!
終点旭川で下車。買物通りをさりげなく歩いたあとは、特別快速〈きたみ〉北見行きワンマン列車(キハ54 502:簡易リクライニングシート&ロングシートのセミクロスシート。非冷房車)へ。ちなみにうしろはキハ54 501で転換クロスシート&ロングシートのセミクロスシートの非冷房車である。
なお、居住性は前者が上だが、座席が回転しない難点がある。
発車すると、宗谷本線を走り、新旭川から石北本線に入る。
伊香牛-愛別間では高速道路建設工事が進み、石北本線は打撃を受けそうな感じ。更に吹雪で、ゆく手を阻むかのような天候である(その景色は美しい)。
上川を発車すると暗くなり、険しい道のりで、16時25分だというのに、三日月のお出ましに驚く。
特別快速と名乗るワリにはスピードは快速〈エアポート〉が上で、みんな退屈な道中。私としては指定席uシートが欲しいところである(ちなみに785系の指定席uシートはケータイの充電ができる)。
丸瀬布(Maruseppu)で、石北本線上りで上白滝に唯一停まる普通列車旭川行きワンマン列車と行き違い、上から読んでも下から読んでも瀬戸瀬を通過。
ベンガル、じゃなかった、遠軽で進行方向が変わり、転換クロスシート車の大半が向きを変え、幸運にも私は座席をチェンジできた(つまり、逆向きに坐ることを回避できたということ)。
終点北見で下車。この日はホテル泊まりである。
さて、北見へ足を踏み入れた時はマイナス9.6℃だったが、就寝前になると、マイナス10.1℃に下がっていた。
この記事へのコメント
冬の撮影ですが、スピードアップにより、バラストが飛び散って、ガラスが破損。強化せざるえないハメになっているので、当たって病院に行くことのないよう、万全・磐石の態勢でお出かけになることをオススメsじます。