2003年の汽車旅10-1

2003年12月26日(金曜日)、JR東日本東北本線、“北の玄関口”こと、上野から臨時快速〈ムーンライト松島号〉仙台行き(1号車指定席クハネ583-8)で旅立ち。583系は通算4回目の乗車だが、初の逆向きで、シャクであるがガマンする。 ちなみに臨時快速〈ムーンライト松島号〉は上野行きの設定はなく、はるばる仙台の車両基地から回送し、一旦上野に入ったあと、尾久の車両基地へ入り、再び上野へ戻ることになっている。

余談だが、上野駅みどりの窓口で、2004年新春運転の臨時快速〈EL&SL重連奥利根号〉はC57が故障したため、D51単独牽引となり、愛称も“「重連」抜き”である。

大宮で7分停車。貨物列車と寝台特急〈北陸〉金沢行きに道をゆずり、発車。

この電車は宇都宮、黒磯、白河(2時間45分停車の案内にジジイが激怒)、岩沼で運転停車するが、日付が変わって最初に旅客扱いする郡山までの運賃を支払わなければならないことに困惑する青春18きっぷユーザーが多く、車内検札は進まず、若手の車掌には荷が重いようだ。

2003年12月27日(土曜日)、白河では無数の貨物列車が“流れ星”と化し、車内が暑くて寝れないので、デッキへ。冷たい風が心地よい。

 

終点仙台で、仙台市交通局(仙台市営地下鉄)の泉中央行き(1113:ローレル賞プレート車)に乗り換え。

“ファジィ制御”を採用して話題となり、地下鉄では珍しい戸袋窓がある。また、ドコモ東北のキャラクターは関東・四国と同じ加藤あいである(2006年秋でCM出演契約終了)。ちなみに車内でのケータイは電源OFFだが、放送では案内していない。

終点泉中央は巨大なサッカー場や家電のコジマがあるところで、富沢行きで折り返し、終点付近で地上へあがり、全線完乗達成!!

泉中央行き(1107:ローレル賞プレート車)で折り返し、長町でJR東日本東北本線の普通電車仙台行き(AT8110:阿武隈急行車で、〈ホリデー宮城おとぎ街道号〉のヘッドマークつき)に乗り換え(仙台共々、乗り換え時間がかかり過ぎ)。ちなみに阿武隈急行車は優先席付近ではケータイの電源はOFFである。

終点仙台で臨時快速〈こがね平泉号〉平泉行き(1号車指定席キハ59-510)に乗り換え。ちなみにジョイフルトレインの利用は2002年9月の『Kenji』以来、2回目。

 

当初は仙石線に乗る予定だったが、急きょ変更し、臨時快速〈ムーンライト松島号〉仙台行きに乗る直前、上野駅みどりの窓口で購入した。

車内はガラガラで、全車禁煙車だが、2号車に完全密閉の喫煙所がある。

ゆったりとしたリクライニングシートにくつろぎ、松島からしばらくは3号車の展望スペースへ。無人で暖房がかかっていないため、寒い!!(貨物列車のすれ違いを見たあと退散)

一ノ関あたりから雪が降り出し、終点平泉で下車。付近のコンビニで昼食を購入し、駅のストーブで温まり、普通電車盛岡行きワンマンカー(クモハ701-1036)へ。ちなみに北上から乗務員1人プラスもワンマンカーのまんま(よくあることです)。

終点盛岡に着くと、駅名盤は、そこから先の駅は表示しておらず、衝撃的。また、第3セクターIGRいわて銀河鉄道及びJR東日本花輪線直通列車に乗り換えるのに改札を出て、エンエン歩かなければならず、不便きわまりない。おまけにオレンジカードも使えくなり、地元は不満噴出の様子。

 

IGRいわて銀河鉄道の各駅停車八戸行きワンマンカー(青い森701-101)はボックスシートをGET!! ちなみに金田一温泉まで15萬で車両を貸し切ることができる。

目時(第3セクター青い森鉄道管理駅)でIGRいわて銀河鉄道全線完乗達成するも、乗降ナシ!! ここから青い森鉄道に入ると、三戸の駅名盤はJR東日本時代のまま(ほかは第3セクター仕様)。

終点八戸に到着し、青い森鉄道全線完乗達成!!

八戸ではJR東日本東北新幹線〈はやて24号〉東京行きや東北本線の特急〈白鳥15号〉〈スーパー白鳥17号〉函館行きに臨時特急〈つがる75号〉青森行きを見物。

そのあと、東北本線の普通電車青森行き(クモハ701-1001)に乗るも、踏切トラブルで定刻より6分遅れの発車。

強い粉雪の中を爆走し、雪国と化した浅虫温泉で下車。『道の駅 浅虫温泉「ゆ~さ浅虫」』でしばし休息をしたあと、普通電車青森行き(クモハ701-1005)に乗って、終点で下車(初めて青森で下車する)。雪まみれの列車や吹雪を見ると、『津軽海峡・冬景色』を口ずさみたくなる心境である。

青森に戻り、“予想外”ではあるが、臨時寝台特急〈トワイライトエクスプレス〉大阪行きが運転停車。ちなみに電気機関車EF81 114で、青森では30分ほど運転停車していた。余談だが、青森駅は青函連絡船へのアプローチ跨線橋が使用停止になった。

急行〈はまなす〉札幌行き(8号車自由席スハフ14 508)の自由席のりばはかつての“臨時大垣夜行”を彷彿させるほど長蛇の列だが、“「増結1号車2段式B寝台」という名のフェイント”で、自由席のりばは1両うしろへズレるハメとなり、大混乱!! さいわい、全員着席できたようである。

今回、私が使用しているきっぷは『北海道&東日本パス』で、第3セクター鉄道3社(ほかに北越急行)や急行〈はまなす〉自由席が乗れる。おまけに自動改札対応である(その代償として、5日間連続使用となっているようだ)。

発車すると津軽線をゆき、中小国からJR北海道海峡線へ。

23時45分、青函トンネルに突入した頃、私は夢の中。いつも胸をときめく青函トンネルだが、睡魔には勝てなかった。普段はスラブ軌道の轟音が印象に残るが、起こされることはなかった。

◆仙台市交通局ホームページ…http://www.kotsu.city.sendai.jp/

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