2006年の汽車旅7-3
2006年8月21日(月曜日)、北九州高速鉄道小倉線小倉へ。JR九州の小倉駅にスッポリ収まっているというか、吸い込まれているような感じを受ける。
街頭の地図ではモノレールは駅とは言わずに「停留場」と案内している。鉄道を「停留場」と案内するのは初めて目にしたが、違和感がある。ワンマン運転といえども、バスではないのだから。
券売機で小倉-企救丘(Kikugaoka)間の往復乗車券を購入し、2番線の企救丘行き(4号車1405:ワンマン)に乗る。ピンクのロングシートが印象的である。
8時52分に発車。目と鼻の先に平和通(魚町商店街前)があり、右側通行のまま到着。発車すると、ポイントを渡って、通常の日本の鉄道の複線と同様、左側通行となる。次の旦過(Tanga)も目と鼻の先。
ここから先は距離があり、香春口三萩野(Kawaraguchi-Mihagino)へ。小倉線は相対式ホームが多く、ホーム全体を見ると、丸みのある柔らかな構造だ。
JR九州日豊本線をくぐり、城野へ(日豊本線乗り換え駅ではない)。ここから北方までは都市高速の下を通り、その後は山々が見えてきた。北九州市という都会的なところでありながら、山もあるとは広島市や神戸市みたいだ。
どうやら、小倉線は山間部を通っているようで、徳力嵐山口を発車すると、左へ大きく曲がり、クルマ共々、険しい山道をゆく。
そして、「山頂はごめん」と言いたげに9時11分、終点企救丘に到着し、全線完乗車達成!! ちなみにその先にもレールは延びているが、北九州モノレール総合基地へ向かうルートで、本社も兼ねている。また、企救丘の近くにはJR九州日田彦山線の志井公園駅がある。
企救丘の手前の志井から徒歩1分のところにある小倉志井郵便局で旅行貯金。志井で降りたとしても、小倉からの運賃は企救丘まで同額なので、復路の乗車券を自動改札に入れる。暑くて企救丘まで戻る気力はないし、必ず坐れると確信していた。
小倉行き(1号車1109:ワンマン。グリーン帯の車両)に乗り、平和通(魚沼商店街前)の下車が多いのは意外だったが、発車すると、次の終点小倉までのあいだ、ポイントがないことがわかった。
終点小倉で下車し、小倉駅前郵便局で旅行貯金。ここからはJR九州となるが、日豊本線で踏切事故が発生した影響で、鹿児島本線もダイヤが乱れていた。エル特急〈ソニック〉〈にちりんシーガイア〉が通るからである。
快速鳥栖行き(クハ813-2)は定刻よりも7分遅れの10時43分に発車。乗車している813系第2編成の中間車はあとから増結したサハ813-402で、内装は若干異なるものの、タダでさえド派手な車両なので、初期車でも充分満足する。
香椎で香椎線の各駅停車宇美行きワンマン列車(キハ47 9048)に乗り換え。ワンマン列車ではあるが、運賃箱、運賃表、整理券発行機はない。
車内は高校生、ジーサン、バーサン主体。JR西日本山陽新幹線をくぐると、土井での下車客が多く、少し車内に空席が見られたため、ボックスシート相席から単独に切り替える(つまり、移動)。
少々ウトウトと眠気はあったが、終点宇美に到着。すでに西戸崎(Saitozaki)-香椎間は乗車済みなので、香椎線全線完乗を達成した。
下車して、宇美本町郵便局で旅行貯金したあと、大急ぎで折り返し、各駅停車雁ノ巣行きワンマン列車(For Gan-nosu。キハ47 9048)に乗り、長者原(Chojabaru)で篠栗線(Sasaguri Line)の快速博多行きワンマン電車(クハ817-1009)に乗り換え。
817系1000番台は初乗車。坐れなかったので、特に見分けはつかないものの、“福北ゆたか線”という路線愛称(鹿児島本線黒崎-折尾間と吉塚-博多間、筑豊本線折尾-桂川〔Keisen〕間、篠栗線全線)のところで運行。また、車内は運賃表、運賃箱、整理券発行機は稼動していないが、2006年3月18日(土曜日)のダイヤ改正で、福北ゆたか線内は全ドア開閉のワンマン電車に改めたため、整理券の発行はなくなった。それだけ利用客が多いということで、実感をしているところだが、これを4両編成に増結できないものだろうか。
単線だが、特急〈かいおう〉の運転に備えてか、一線スルーの駅があり、快速博多行きワンマン電車も快走。
吉塚から鹿児島本線に入るが、青い883系のエル特急〈ソニック20号〉博多行きに抜かれ、追撃するも追いつくことはなく、終点博多9番のりばに1分遅れで到着した。
下車して、博多郵便局で旅行貯金。そのあと、福岡市交通局(福岡市営地下鉄)空港線の福岡空港行き(2号車モハ303-101:JR九州車)へ。
終点福岡空港で下車し、ヒコーキへ。早めに済ませないと乗れないので、腕時計とにらめっこしていたが、JAL3611便の那覇空港行きに乗り、2年ぶりの上陸する。
晩メシ後、沖縄都市モノレール沖縄都市モノレール線(通称、“ゆいレール”)の首里行き(1212:ワンマン)に乗り、宿泊地の美栄橋(Miebashi)まで乗る。
2年ぶりのゆいレールは心地よく、久しぶりに乗ったというような感じはしなかった。
この記事へのコメント
九州~沖縄旅行ですか。
良いですね。小生も、久々に、九州(鉄道)旅行に行きたくなりました。
こちらは掲載が遅れておりますが、続きもきちんとやりますので、よろしくお願いします。
ちょっと斜め角度からのこんな写真を沢山撮りたいですね。
沖縄の次は何処に上陸なのでしょうか!?
あっ、我が家のBlogに記念すべき777nice!を踏んで頂きました^^
ありがとうございました。
黒い電車はJR九州では珍しい存在ですが、車内も驚くようなデザインなんですよ。ただ、座席の坐り心地はいまひとつな部分はありますが…
こちらも100nice! を目指し、頑張ります。