臨時快速〈三鷹駅・電車区75周年記念号〉
2005年6月25日(土曜日)、JR東日本中央線の特別快速高尾行きで三鷹へ向かい、車中では中吊り広告をもぎ取る外人男(外人女とラブラブ)がいて、うちわに使うなど、マナーの悪さは万国共通。
三鷹に到着し、3・4番線は大混雑!! 高尾寄りでは『三鷹駅・三鷹電車区75周年記念式典』の会場となっており、JR東日本社員(応援要員もいた)は“伝家の宝刀”、グリーンロープで、安全確保。
9時35分頃、臨時快速〈三鷹駅・電車区75周年記念号〉高尾行きが入線。武蔵野線103系8両編成だが、ヘッドマークどころか方向幕もシールながら掲出するなど、サービス100萬満点!!
ドアが開くと、壮絶な座席争奪戦で私はクツが脱げそうになったが、不本意ながら進行方向左側の座席をGET!! こんなに激しい争いはずいぶん久しぶりだ。
9時51分に発車!! 終点高尾までノンストップで、スピードはゆるやか。
車内では三鷹駅と三鷹電車区の歴史、103系のプロフィールや冷房と扇風機がフル稼働(にもかかわらず、窓を開けるフラチ者がいた)。おまけに通過駅になると、汽笛を鳴らすなど、中央線103系リターンズであると共にフォーエヴァーの可能性が高いだけに惜別を感じる。
中央線で荻窪から先の昼間利用は3年ぶりなので、高架工事を初めて見るが、着々と進んでいる(複々線でないのが理解できぬ)。また、沿線では撮影隊が多く、特に立川-日野間の多摩川では横1列セイゾロイ。
終点高尾4番線に到着し、いったん全員降りてもらい、ドアを閉めて、再度開く方式をとり、1・8号車ではモミクチャ撮影会で、8号車に大波乱が…
「誰だぁー、押したのは!!」
駅員がホームに突き落とされ、激昂!! ホームは一時、騒然とした。
10時48分発の折り返し便に乗り、往復どちらとも8号車クハ103-828を利用し、復路は立っていた。
東小金井で運転停車し、特急〈あずさ8号〉新宿行きの通過待ちと豊田始発の快速東京行きを先に通すという思わぬ大波乱!! レールファンはなかばブーイングといったところだろう。
11時27分に運転再開し、ノロノロ運転で終点三鷹に到着。駅員はかなり罵声をぶつけていた。
大混雑の三鷹で初めて下車(三鷹-高尾間の往復乗車券を持っている人が無効印を押してもらうため、かなりの行列ができていた)。三鷹電車区公開イベントは大渋滞になり、レールファン以外でも関心が高い。
しかし、北口の階段で25分も通行止め扱いにされ、一部の電車利用客は運転見合わせとカン違いし、副駅長がたまたま視察したものの、業務連絡で戻らなければならず、観覧客の説明が不充分だったらしく、強引に戻る姿勢に「待って、副駅長!!」「逃げるなxーっ!!」など、罵声の雨アラレ。
もし、さとう珠緒がいたら、こう言っただろう。
「プンプン」
余談だが、改札で駅員数人が打ち合せするもパニック状態…
並んでから1時間20分で三鷹電車区に到着し、冊子と記念4色ボールペンをプレゼントされ、まずはE231系通勤形タイプに入り、炎天下でクタクタなため、涼んでひとやすみ。
展示は1~3号車までで、次はE231系800番台へワープ!! こちらは1号車だけで、次は201系『四季彩』2代目カラー初お目見え。シートモケットも新しくした。ちなみにボックスシートはかっこうの休憩所である。
E231系800番台に戻り、5・6号車見学後は『ACトレイン』で、数年後はそれをベースにした車両を京葉線に導入する。
みたび、E231系800番台に戻り、8~10号車を見学したあとの検査場は圧巻!! マイナス1メートルぐらいなのかな、下から見る電車は“大きい”ことを実感する。
この日は充実した1日だったが、三鷹駅に戻ると、混雑過多のため、途中で入場を打ち切ったことを深く詫びる放送を流していた。
★おまけ(2007年追記)
イエローカラーのクハ201が孤独に休んでいた。この車両、JR東日本初期の頃に発生した東中野駅追突事故で、編成替えにより、余ってしまったらしい。できれば、2007年10月にオープンする鉄道博物館に展示して欲しかったが、その願いは叶わないようだ。
※この追記は掲載当初、諸事情により、画像を入れておりませんでしたが、“改造”を機に載せたものです。
この記事へのコメント